県選抜チームは男子11人、 女子13人で編成。 それぞれ今シーズンの競技会での実績、 記録を基に選考され、 各区間のエントリーについては調子などを見極めた上でレース直前に決定する。
 男子は20日午後0時半号砲、 広島市・平和記念公園前を発着点とする7区間48・0㌔で争われ、 中学生2人、 高校生3人、 大学生を含む一般2人がたすきをつなぐ。 地元勢は中村悠二さん (23) =みなべ町出身、 愛知製鋼=、 中嶋大君 (みなべ町、 和歌山北高3年)、 畑中大輝君 (御坊市、 日高高3年) の3選手。 中村さんは地元出身枠のふるさと選手としての出場となる。
 県勢は前回40位。 吉田克久監督 (和歌山北高) は 「今回は5000㍍の選手平均タイムが過去最高のレベル」 と自信を見せ、 前回の40位から躍進、 過去最高26位の更新を目標に掲げている。 地元で練習に励む畑中君は初選出となるが、 「選手に選ばれるように頑張り、 出場できれば全力を出して、 自分の走りを見せたい」 と力強く話している。
 女子は13日午後0時半スタート、 京都市西京極総合運動公園陸上競技場を発着点とする9区間42・195㌔で、 中学生2人と大学、 一般を含む高校生以上7人 (高校生は最低3人出場) でリレー。 日高地方勢は岡﨑千佳さん (御坊市、 日高高3年)、 細峪由麻さん (紀美野町、 同高2年) に白羽の矢が立った。
 県勢は2年前が46位、 昨年が45位と低迷中。 中村勝久監督 (和歌山陸協) は 「(中心になる) 大学生2人の調子がよく、 去年よりいいタイムが期待できる」 と巻き返しへ手応え十分の様子。 目標は30位前後に設定している。 日高高の2選手は、 4年連続4回目のメンバー入りとなった岡﨑さんが 「一つでも順位を上げて、 和歌山をアピールできるように頑張りたい」 と意気込み、 3年ぶり2回目の選出の細峪さんは 「県代表ですけど、 気負わずにいつも通りの走りをしたい」 と静かに闘志を燃やしている。