美浜町は県内でもゲートボールが最も盛んなまちの1つ。近年、小学生の間でゲートボール人気が高まっており、松原、和田の両小学校の学童保育に通う子どもたちが連日、ゲートボール協会会員の指導で高齢者らとのゲームを楽しんでいる。9日には兵庫県で開かれた小学生大会で3位に入賞。全国屈指の強豪チームと互角の戦いをみせ、日ごろの練習の成果を存分に発揮した。
 旧松原幼稚園跡地にある松原小の学童保育、松原クラブでは、毎週月・水・木・土曜の4回、和田良一さんらGB協会のメンバーが訪れ、ゲームを通じて子どもたちにゲートボールの楽しさを伝えている。最近は和田小の学童保育、友遊クラブの児童も参加するようになり、9日には兵庫県西脇市で開かれた第8回黒田庄ジュニア杯ゲートボール大会に、「松原クラブ」として両クラブの子どもたちが参加。ことしの全国三世代交流ゲートボール大会にも出場した鈴木義幸君(松原5年)を中心に、阿田木勇喜君(同)、丸田和生君(同)、古田隆輝君(松原3年)、森美珠希さん(和田3年)の5人で臨んだ。
 兵庫県は県GB連合会の会長が全国審判部長を務めており、ジュニア選手の育成にも力を入れるゲート県。今大会も黒田庄ジュニアや小野東小学校など全国常連の強豪が出場したなか、松原クラブは3勝2敗と勝ち越し、3位に入る健闘をみせた。また、井上幸貴君と高松正義君の和田小1年生コンビも他チームの選手との混成チームで出場し、2勝を挙げた。
 町GB協会会長で今大会の監督を務めた松本隆吉さん(66)は、「初めての参加で3位入賞は上出来です。来年は1年生の2人にも頑張ってもらって、できれば2チームで出場し、優勝したいですね」と話している。