奈良市鴻ノ池陸上競技場で23日、近畿地方の小学生アスリートが集まって第16回5府県交流少年少女陸上競技大会が開かれ、6年男子100㍍の部で由良小の寺下公貴君(由良AC)が見事優勝を飾った。
 同部門には90人が参加。寺下君は予選を12秒95で通過すると、決勝では唯一13秒を切る12秒92の好タイムをマークした。自己ベスト12秒65の記録を持ち、今夏の全国大会では準決勝にも進出。この日は予選、決勝ともにフライングし、「スタートで緊張してしまった」と本来の実力を出し切れなかったが、他の選手を寄せ付けなかった。「優勝を狙っていたので、1位になれたのはよかった」と金メダルを手ににっこり。中学校進学後も「短距離を続けていきたい」と意欲を見せていた。
 主催は奈良少年少女陸上競技普及委員会で、走り幅跳び、走り高跳び、80㍍ハードル、ソフトボール投げ、800㍍、4×100㍍リレーなどでも熱戦が展開された。日高地方勢では6年女子800㍍でGOBOクラブの2選手が入賞。浜中梨央那さん(名田小)が2分32秒36で3位、杉本瑠奈さん(湯川小)が2分37秒88で8位と健闘した。