県の平成23年度完成優良工事表彰式が20日、 県庁正庁で行われ、 ことしは道路改築、 電気設備など6件の工事の施工会社と現場の技術者が受賞。 日高地方関係では、 美浜町和田の山本義秀さん (42) が現場監督を務めた㈱淺川組 (本社・和歌山市) 施工の粉川加太線道路整備工事が選ばれ、 同社の栗生泰廣社長とともに、 仁坂吉伸知事から表彰状が授与された。
 粉川加太線道路整備は海草振興局建設部の発注 (請負額1億655万4000円) で、 和歌山市宇田森地内の鴨居川を横断する形で新設される県道の下に、 ボックスカルバートを設置するのがメーン。 平成22年10月から昨年6月までの工期内に、 川を農業用水として使用している周辺農家などへの影響が出ないよう工程を工夫しながら完成させた。 県の表彰はことしで9回目となるが、 淺川組が土木工事で受賞するのは初めて。
 山本さんは昨年10月からことし3月にかけて、 白浜町富田地内の近畿自動車道紀勢線袋川橋工事用道路工事で現場所長を務め、 この工事では淺川組が国土交通省近畿地方整備局の優良工事等施工者表彰 (局長表彰) を受賞。 「受賞は県、 紀南河川国道事務所はじめ、 工事関係者の皆さまのご指導、 ご協力のおかげです。 今後も現場の技術者として安全を第一に、 無事故無災害と高品質な工事に努めていきたいと思います」 と話している。