全日本剣道連盟(武安義光会長)は、長年にわたり剣道の普及・振興に努めたとして今月10日に亡くなった弘武館創設者の山﨑忠男さん(享年89歳)に顕彰状を贈った。また同連盟の平成24年度少年剣道教育奨励賞には、塩屋道場(原山具治代表)が選ばれた。
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 山﨑さんは弘武館の山﨑武男館長(65)の父。昭和31年に前身の藤薗少年剣道クラブを立ち上げ、46年に弘武館に改称。平成8年まで館長を務め、その間、全国優勝3回、近畿と県大会を合わせると70回以上もチームを優勝に導いた。また県道場連盟理事長、監事としても活躍し、青少年健全育成にも力を注いだ。受賞に際し武男館長は「剣道一筋の人でしたので、活動が認められたことを大変喜んでいると思います」と話している。忠男さんは平成16年に全日本剣道連盟から有功賞も受賞している。
 24年度の教育奨励賞は県内で3団体が受賞。塩屋道場は昭和38年に設立。現在の道場生は小学生21人、中学生5人の合計26人。原山代表は「名誉ある賞をいただき大変光栄に思っています。今後もこの賞に恥じないよう精進していきたい」と話している。