県教育委員会が教職員用のいじめ問題対応マニュアルを作り、 県内の私立も含むすべての小中学校、高校、特別支援学校に配布した。
いじめの兆候をいち早く察知し、認知したあとの具体的な対応方法について共通理解を図り、いじめの早期発見・早期対応につなげようと、これまで各種の研修等で指導してきた内容を整理。▽いじめを知る▽いじめを防ぐ▽子どもを見つめる▽組織的に動く (24時間以内の動き) の4部で構成されており、 他府県の手引きにはない独自の内容としては、 いじめの事実を児童生徒から聞き取るための項目や聞き方、 記録の仕方をまとめたシート、 聞き取りのあとの振り返りチェックシートが盛り込まれている。 教職員のマニュアルだけでなく、 児童生徒には相談窓口の案内カード、保護者にはちらしを配布した。
マニュアル作成にあたり、道徳教育の充実に関する部分では仁坂吉伸知事の考えも反映。「正義を重んじ、だれにも公正で、自分と他人の生命や人権を尊重する心と態度を養成する」ため、市民性を育てる教育、学級・学習集団の育成、教職員の人権意識の向上などに取り組む。
仁坂知事は20日、いじめ問題に対し、「生徒、保護者、いじめた側などそれぞれに事情や言い分があり、個々のケースをみれば人間対人間の関係なので指導も非常に難しいが、私たちは子どもたちを放っておかず、挑戦していかねばならない」と話した。

