県の麻薬・覚せい剤乱用防止啓発ポスターコンクールの入賞者が発表され、 南部高校2年の舩山真央さん (みなべ町東神野川) が高校生の部で最優秀を獲得した。 少女の顔半分を頭蓋骨にして描き、 薬物に侵された状態を表現。 昨年も出品し、 入選だった。 「今回は最高賞でとてもうれしい」 と喜んでいる。 表彰式は19日、 和歌山市の県自治会館で行われる。
 薬物乱用防止をテーマに、 中学生と高校生から啓発ポスターを募集。 それぞれ最優秀賞1点、 優秀賞3点、 入賞1点、 特別賞1校を選んだ。 高校生の部に188点、 中学生の部に129点、 計317点が寄せられた。
 舩山さんの作品は四つ切りの画用紙に女の子の顔を描き、 右半分が普通の表情、 左半分が薬物で侵された頭蓋骨にした構図。 普通の顔のバックにはキャンデーなどの菓子、 骸骨となった顔のバックにはカプセルの薬物や注射器などを描き入れて怖さを伝えている。 舩山さんは美術部に所属しており、 部活でアクリル絵の具を使って制作。 「バックにも気を使った。 自分としてはうまく描けたと思う。 最優秀賞に入ってとてもうれしい」 と話している。 このほか、日高地方の入賞者は次の皆さん。
 高校生の部入選=森川悠 (日高) 中学生の部入選=倉優斗 (日高付属)、 狩谷朋香 (丹生)、 宇藤晴美 (大成)、 塩路未来 (同)