市外五ケ町 (日高) 病院経営事務組合の臨時議会が16日にあり、 日高看護専門学校の新築工事請負契約に同意。 来年1月から旧診療管理棟を解体したあと、 病院敷地内で同校の施設本体工事がスタートすることになった。 約10億円を投入して完成は平成25年12月、 開校は26年4月を目指しており、 懸案の看護師不足解消へ期待がかかる。
 看護学校の施設は建築面積1048平方㍍、 延べ床面積3676平方㍍の鉄筋コンクリート5階建て。 1階は学生ホール、 教員室、 図書室、 2階は普通教室、 情報処理室、 学長室、 会議室、 3階は講堂、 看護実習室、 4階は演習室、 倉庫、 5階はペントハウス。 新築工事の請負契約は9億3975万円で和歌山市、 ㈱フジタ和歌山営業所 (木下昌英所長) と締結。 旧診療病棟の解体と看護学校の建設を含めた契約で、 旧診療病棟の解体は来年1月にもスタートして3月末に終了。 4月ごろから同棟北側 (現駐車場) の敷地で看護学校の新築工事に入る。
 施設の設計は和歌山市、 岡本設計事務所 (岡本政仁代表取締役会長) で、 契約額は3357万9000円。 このほど終了し、 施設の完成イメージ図も出来上がった。
 現在、 日高病院では看護師不足で、 病床の一部を休床するなど深刻な問題になっている。 新築する看護学校は、 3年制で1学年の定員は40人。 26年4月に開校し、 第1期生が卒業するのは29年4月。