財団法人明るい選挙推進協会と県選挙管理委員会が県内小・中・高校生を対象に募集していた本年度明るい選挙啓発ポスターの審査結果が発表され、 日高地方で唯一、 南部高校2年の西畑友里恵さんの作品が入選した。 ほかの13点とともに中央審査会に出展される。 家族みんなで投票する姿が生き生きと描かれており、 きれいな色使いやメッセージ性などが高い評価を受けた。
 明るい選挙を呼びかける独創的で印象深いポスターを、 児童生徒から毎年募っており、 本年度は小・中・高校合わせて436点が集まった。 県選管委員と県美術教育連盟の美術教諭が審査し、 入選14点 (小学生4点、 中学生3点、 高校生7点)、 佳作30点 (小・中・高校生各10点ずつ) を選んだ。
 西畑さんは、 家族みんなで投票所を訪れ、 おばあちゃんが1票を投じる場面を美しく描いた。 「家族みんなで行く選挙」 の文字も書き入れており、 投票を呼びかける内容に仕上げた。 「投票箱がうまく描けた。 人を描くのが難しかったですが、 全体的に納得の出来です。 入選するとは思っていなかったので、 びっくりしています。 中央審査でも入賞できればうれしい」 と笑顔。 子どものころから絵を描くのが大好きで、 高校で美術部に入部してから本格的に始めた。 「好きな絵を毎日描けて幸せです。 これからも続けていきたいです」 と話している。 美術部顧問の尾崎弘幸教諭は 「大胆なタッチが持ち味。 とくに油絵が上手で、 これからも入賞目指して頑張ってほしい」 とエールを送っている。
 西畑さんを含む入選14作品は、 来年のカレンダーに使用され、 県内各市町村の選管などに配布される。 中央審査会の結果は、 11月中旬に発表される。