市は17日、 平成24年度の文化賞を発表した。 受賞は長年にわたりスポーツ振興に尽力している市体育協会前会長の地庵省吾氏(81) =薗=と書道の普及・発展に努めている市内愛好家らの青峰会 (田嶋良通代表) の1個人1団体。 表彰式は11月2日午前10時半から市民文化会館小ホールで行われ、 賞状と記念品が贈られる。 市文化賞の表彰は昭和51年度から毎年実施しており、 今回で37回目。 これで受賞者数は66個人、 22団体となった。
20121018文化賞・青峰会.jpg
青峰会のメンバー
 今回受賞した地庵氏は、 昭和29年に島西紙工㈱へ入社して55年に社長となる傍ら、 37年の市体育連盟、 49年の市体育協会設立に中心的な役割を果たし、 以後日高地方体育指導委員連盟会長、 県体育指導委員連盟理事を歴任。 63年から平成23年まで市体育協会会長を務めた。 この間、 黒潮国体や市民総合体育大会の開催などで地域のスポーツ振興と環境整備に力を注いできた。 また、 日本陸上競技公認審判員の資格も取得し、 国体、 インターハイ、 日本スポーツマスターズなど県内外の各種大会の審判員としても貢献した。 受賞に際して 「支援していただいた皆さまの代表として受け取る賞だと思います。 今後も、 できる限り地域のお役に立てれば」 と話している。
 青峰会は昭和47年に前身となる青晶会が、 日高高校書道部OBらが会員となって発足。 第1回書道展を紀州信用金庫ロビーで開催した。 以後、 展示会場を市民文化会館などに変えて、 会員以外の一般参加も含めて61年まで毎年書道展を開催。 書道の普及、 発展に努めてきた。 62年には活動の幅を広げるために現在の名称に改めるとともに市文化協会に加盟。 第1回青峰会書道展を市民文化会館の夏祭りに協賛して行った。 この年の秋には第2回展示会を催し、 現在まで継続している。 また、 商店街夏祭りでは 「うちわ展」 も好評となっている。