東京の明治大学和泉キャンパスで10日、 大学院教養デザイン研究科主催の講座が開かれ、道成寺 (日高川町)の小野俊成副住職が寺の歴史や 安珍清姫伝説、 古典芸能の道成寺物などを紹介した。
 同大学法学部の林雅彦教授が道成寺を研究している縁で小野副住職を講師に招き、県観光連盟の協力で講座が実現した。 学生や一般約200人を前に、小野副住職は「道成寺縁起・絵ときとその周辺」をテーマに語り、道成寺縁起絵巻を手に絵とき説法を披露した。 安珍に思いを踏みにじられた清姫の女の情念について語り、ユーモアを交えた語り口に会場は大爆笑。 学生らも道成寺物の魅力にはまったようだった。