先月30日の台風17号による県内の農水産物や農水産業施設の被害額が確定し、計約5億8000万円に上ることが県のまとめで分かった。今月2日現在の速報値よりも約1億7000万円増加。農作物は約5億3000万円、ほとんどはかつらぎ町など紀北の柿で、日高地方では印南町のブロッコリー、御坊市のゴーヤなど野菜が打撃を受け、印南町や美浜町でビニールハウスなど施設被害が多かった。
農業と水産業を合わせた県全体の被害額は5億8097万円で、 農作物の被害は5億3463万9000円。 作物の品目別では紀北の特産の柿が5億607万8000円と95%近くを占め、 その他はかつらぎ町や紀の川市のキウイフルーツが990万4000円、 紀の川市のいちじくが834万5000円、 和歌山市や印南町、 御坊市などの野菜が668万5000円となっている。 水産業関係は漁協の荷さばき施設の損壊などがあり、 県全体の被害額は1008万円。
日高地方は印南町と御坊市で野菜の農作物被害が大きく、 被害額は印南のブロッコリーが105万円、 御坊のゴーヤが72万円、 ナスビが22万円、 キュウリが5万2000円など。 農業生産施設の被害は県全体で3625万3000円に上り、 カーネーションやミニトマトのパイプハウスが強風でつぶれるなどの被害が印南町で560万円、 ネギやトマトのハウスの骨組みやビニールが破れ、 倉庫がつぶれるなどの被害が美浜町で334万円となっている。
県農林水産総務課によると、 台風による県内の農作物被害は昨年9月の12号が約20億5800万円で突出しており、 昨年5月の2号がウメを中心に約14億円。 平成22年はとくに大きな台風被害はなく、 21年は10月の18号がミカンを中心に約5億9400万円の被害が出た。

