2012全国トランポリン・シャトル競技大会 (同実行委員会主催) は6、 7の両日、 熊本市総合体育館で開かれ、 県代表の日高川町中津トランポリンクラブが準優勝と大健闘した。 決勝は中国ブロック代表の中国オールスターズと大接戦を展開。 一時はリードを奪って優勝目前まで迫ったが、 代表決定戦に持ち込まれて惜敗。 あと一歩で栄冠は逃したものの、 華麗な空中演技と勝負強さが光った。
 各チームの選手が、 交互に跳躍を繰り返して1種目ずつ増やしていき、 3分の間に相手がミスをしたり、 種目を間違えれば、 勝利となるルール。 競技者は6人。
 全国各地から強豪30チームが参加。 6ブロックに分かれての予選リーグ、 予選覇者6チームによる決勝トーナメントで争った。 中津トランポリンクラブは上田直、 上田萌、 岡田千賀子、 石本敦士、 佐々木恵美子、 硲野早月の6選手がメンバー。 めじろん大分(大分県)、 もういっぺん跳んでみっか (新潟県)、 いしかわ (石川県) との対戦となった予選リーグを3戦全勝で通過。 決勝トーナメントに進出した。
 ホップくまもと (九州ブロック) との1回戦、 ジャンプくまもと (熊本県) の準決勝とも上田直選手、 上田萌選手、 佐々木選手らの活躍で3勝1敗2引き分けで勝利を収め、 決勝で中国オールスターズと激突した。 4人目まで一進一退の攻防となり、 中津は難易度の高い回転技で攻める一方、 相手が繰り出す技に対しても粘りの演技で対応し、 いずれも引き分け。 5人目の佐々木選手がヒザからの落下を中心とした技で相手のミスを誘って待望の1勝を挙げ、 リードを奪ったものの、 最終の6人目と代表決定戦で惜しくも連敗を喫し、 準優勝となった。 石本監督は 「惜しい結果ですが、 決勝トーナメント進出が精いっぱいと思っていただけにうれしく思います。 持てる力を最大限に発揮できました。 今後も優勝を目指して頑張っていきたい」 と笑顔で話していた。
 全国スポーツ・レクリエーション祭の種目から独立した大会で、 ことしが初めての開催。 中津トランポリンクラブは全国スポーツ・レクリエーション祭では3回優勝を飾っている。