1人超過の少数激戦のみなべ町議選の舌戦も、いよいよきょう29日限り。これまでの戦況をみると、地元を固めて組織的な選挙戦を繰り広げている現新3陣営がトップ争いを展開。中位はだんごで、下位は4人の現新が苦戦。最後まで予断を許さないが、地区別に最終盤の戦力を分析してみた。      (文中敬称略、順不同)
 埴田 新人谷本は現職の引退に伴い出馬。地元の支援を受けて安全圏に入ったか。固まれば中位以上も。現職天野は通算5期18年の経験をアピールし、前回の508票に届かせたい。
 芝 新人池田は共産党から立候補。組織票を固めて安全圏入りか。新人井口は梅の里救助隊としても活動。運動員の少なさがネックだが、当選ラインには滑り込んだか。
 北道 現職田中は前回の471票の死守に躍起。街頭演説などでの公約が有権者に届けば、中位入りか。
 東吉田 新人中本は自主防災会長として知名度がある。地元からは長年議員が選出されておらず今回の選挙に期待する声もあり、当選ラインは超えてきそう。
 山内 現職原田は前回選挙でトップ当選。前回の860票は難しそうだが、今回も上位争いに。
 岩代 現職森坂は地元を中心に得票。地盤をフル活用し、手堅く中位入りか。
 徳蔵 現職竹本は前回(531票)、前々回(570票)と安定した得票。安全圏はキープしたか。
 東本庄 新人真造は地元を固めてがっちりと得票。他地区からも取り込み、上位入りできたか。新人佐々木は若さを前面に出してアピール。公約が有権者に届けば、当選ラインに滑り込んできそう。
 西本庄 現職楠本は前回は798票で2位。地元以外でも集票し、上位を狙える位置につけたか。
 高城 現職下村は前回、前々回とも700票を超える得票で安泰か。共産党の現職中井は、告示前に短期入院のアクシデント。現在体調は万全だが、やや出遅れ感。公約の訴えで、得票に上積みしたい。
 清川 現職北谷は地元票をがっちりと獲得。前回、前々回ともに600票台に乗せており、今回も安定感がある。
 期日前投票 2日目の27日は412人(男183人、女229人)で、初日と合わせると664人となった。