みなべ町長・町議のダブル選が25日に告示され、町長選は現職小谷芳正氏(63)=筋=が無投票で2選を飾った。
 午後5時半から徳蔵地内の選挙事務所で祝勝会が開かれ、辻村武文後援会長が支持者に感謝し、「福祉や防災、教育など町民が幸せになる政治にまい進してほしい」と激励した。柏木征夫御坊市長や真砂充敏田辺市長、日高郡選出3県議らも「町民から信頼された結果。まちの発展へ新たなスタートにしてください」などと祝辞を寄せた。女性スタッフから小谷氏と勢津子夫人(59)に花束が贈呈され、来賓らと万歳三唱で再選を祝った。
 マイクを握った小谷氏は、2期目のキーワードは「安心」だと強調し、「南海トラフの巨大地震や集中豪雨などに備える防災面の安心だけでなく、健康面での安心、そして経済面で安心できるよう取り組んでいきたい」と力を込めた。具体的には「防災面では保育所など公共施設の高台移転や道路、河川の改修などを進めていく。健康面では、健診受診率をアップさせて病気の早期発見や予防に力を入れたい。経済面では、南高梅や備長炭の機能性の研究、漁業の6次産業化で安定した収入が得られるよう頑張りたい」と約束した。