3日夕方から夜にかけて日高地方を襲った集中豪雨で、 市内では薗地内の県道井関御坊線「茶免橋」が冠水の恐れがあるとして一時通行止めになるなどの影響が出たが、 幸い大きな被害はなかった。
 市消防本部によると、 市内では午後5時ごろから降り始め、 6時までの時間雨量34・5㍉を記録し、 9時までの積算雨量70㍉という激しい雨に見舞われた。 茶免橋周辺の下川は水位が一気に上昇し、 市消防が出動して土のうを積むなどした上で、 午後6時50分ごろから通行止め。 日高振興局建設部職員ら4人が現場で警戒に当たり、 小降りになってからは水位を確認しながら車を通すなど対応に追われていた。 午後10時には解除し、 周辺の民家1棟が床下浸水したが、 大きな被害は免れた。
 このほか落雷によって市内藤田町や野口、 日高川町などで午後5時半ごろから7時45分ごろまで一時停電があり、 信号が消えたことで御坊署員が対応するなどした。 JRきのくに線は御坊―田辺間で上下線1本ずつが運休したほか、 特急が最大47分遅れるなどの影響が出た。