救急医療に功労のあった個人や団体をたたえる知事表彰・感謝状の受賞者が決まり、 知事表彰団体で社団法人日高医師会 (池田明彦会長、 会員106人)、 同表彰個人で御坊市藤田町吉田の塩路内科胃腸科の塩路信人院長(67)が選ばれた。
 日高医師会は、 平成6年から御坊広域休日急患診療所で初期救急医療の確保に尽力したほか、 平成20年から小児救急体制を充実させ、 翌21年からは日高病院内に病診連携休日急患診療室を新設。 日高医師会員が診療を行うことで、 初期救急から入院まで切れ目のない救急医療を提供し、 病院勤務医の負担軽減にもつながるなど先駆的な取り組みを実践している。
 塩路院長は、 平成元年10月に塩路内科胃腸科を開業。 平成4年に日高医師会監事となり、 理事、 副会長を経て18年に会長に就任。 日高病院と日高医師会の病診連携休日急患診療室の開設に奔走。 22年度には、 地域医療再生計画補助金を活用した看護師養成所の設立を発案。 26年4月開校予定の看護学校設立へ向けて大きく貢献した。
 表彰・感謝状贈呈は、 8日にホテルアバローム紀の国で開かれる救急医療研修会の席上で行われる。 本年度の受賞は、 団体は日高医師会だけで、 個人は塩路院長含めて6人、 感謝状も6人となっている。