財団法人日本野球連盟主催の2012県中学硬式野球選手権大会は1日に御坊市民球場で準決勝、 決勝が行われ、 地元勢はボーイズリーグの御坊ジュニアタイガースが準優勝した。 県内のボーイズ、 シニア、 ヤングの中学硬式野球3リーグ加盟21チームが一堂に会し、 リーグの垣根を越えて県内ナンバー1を争った初のトーナメント戦。 3年生にとっては中学生活最後の大会ともなり、 御坊ジュニアタイガースは決勝も相手を上回る8安打を放つなど健闘が光った。
 大会は先月25日に開幕。 26日と合わせて計3日間、 熱戦が展開された。
 御坊ジュニアタイガースは2回戦で和歌山ビクトリーズ (ヤング) を4―2で破り、 準々決勝は和歌山北 (ボーイズ) に9―5で打ち勝った。 準決勝は有田 (シニア) を4―1で退け、 決勝では興紀 (ボーイズ) に1―3で惜しくも敗れた。
 決勝の興紀戦は1点を追う4回、 代打・太田の中前適時打で一時、 1―1の同点に追いついた。 5回以降も毎回安打を放ったが、 会心の当たりが捕球されるなどし、 追加点は奪えなかった。 初回に3連打で1点を先制されてから立ち直ったエース・富山も6回に勝ち越し点を献上。 2番手・井元は登板直後のピンチを併殺で切り抜けたが、 7回に守備の乱れで1点を与え、 逆転を呼び込めなかった。
 タイガースは7イニングすべてに走者を出すなど互角の戦いを繰り広げたが、 あと一歩及ばなかった。 監督代行の庄内清コーチは 「ベストメンバーでの結果。 相手の力が上だった」 と試合を振り返ったものの、 「違う組織との対戦で、 ボーイズ代表として最終日まで残れたのはよかった。 3年生もいい思い出を作れたと思います」 とナインをたたえた。 山﨑幸二代表も 「県で一番をとりたかったですけど、 (3年生は) これからが本当の野球人生ですから聖地甲子園目指して頑張っていってほしい。 ヤング、 シニアに勝ったことは素晴らしいこと。 決勝がボーイズ同士で戦えたことが一番うれしい」 と話していた。
 地元からは3チームが出場。 由良 (シニア) は2回戦でキングタイガース (ボーイズ) に0―7で涙をのみ、 日高マリナーズ (ボーイズ) も2回戦で興紀に3―11で敗退した。 御坊ジュニアタイガースのメンバーは次の皆さん。
 山﨑幸二 (代表者)、 西畑卓也 (監督)、 酒田勝也、庄内清(以上コーチ)、岡本貴好(スコアラー)、富山凌雅、久保和馬、太田雄士、芦川永輝、仲大志、津田翔希、宮前知拓、山下桂、小川祐一郎、 千原大輝、下林山空、 相台将元、井元海斗、 柳瀬友貴