12月25日から28日までの4日間、 大阪府内3会場で開かれるJOCジュニアオリンピックカップ第26回全国都道府県対抗中学バレーボール大会の県選抜チームに、 日高地方の男女3選手がメンバー入りを決めた。 男子で濵中晴貴 (大成3年)、 長岡晋太郎 (同3年) の両君、 女子で石川真奈さん (印南3年)。 師走の大一番はまだ4カ月ほど先だが、 それぞれ活躍を誓って闘志を燃やしている。  
 男女とも総体地方予選や以前からの活躍ぶりを基に、 県内各ブロックから推薦を受けた選手が参加して選考会を開き、 県バレーボール協会が男女いずれも12人を選出した。 大成の2選手は2年連続、 石川さんは初のメンバー入り。
 男子の両君は、 2人とも小学生の時に全国大会へ出場。 この夏の総体は大成を県大会V、 近畿6位へけん引し、 県選抜でも主力として期待がかかっている。 濵中君は身長187㌢、 全国から選りすぐりの選手たちが集まる合宿にも2年連続で招集されているアタッカー。 強烈なバックアタックに加え、 サーブ力も兼ね備え、 本番へ向けては 「チームがベスト8以上へ入れるように頑張りたい。 他のチームのアタッカーに負けないぐらいのアタックを打ちたい」 と闘志を燃やしている。 長岡君は身長177㌢のセッター。 正確、 多彩なトス回しが光り、 小学校時からポジション経験が豊富。 昨年初選出時からは身長が6㌢伸び、 パワーもついた。 高さのあるセッターに成長してブロック力もアップし、 師走の大一番へは 「チームはベスト8以上が目標なので、 それに貢献できるプレーがしたい」 と目を輝かせている。
 石川さんは177㌢のアタッカー。 ことしは濵中君と同様に全国長身合宿に招集された経験を持つ。 小学6年生時には近畿大会に出場。 中学校ではこの夏、 印南を県大会8強に導いた。 女子選手ながらバックアタックを打てる技術があり、 ブロック力も高い。 県選抜では 「自分のプレーがどこまで通用するのか試してみたい。 アタック力をアピールしたい」 と燃えている。
 県選抜チームは9月1日に和歌山市の県体力開発センターで結団式を行い、 本格始動する。 大会は大阪市中央体育館などで熱戦が展開され、 男女とも予選、 決勝トーナメント方式で優勝が争われる。