印南町の農業、商業、 民泊、 食生活など各種団体の女性16人と下宏副知事の懇談会が28日に公民館で開かれ、 各業種の課題などについて意見交換した。
 下副知事のほか日高振興局の東岡誠吾局長、 冨安民浩県議、 日裏勝己町長らも出席。 農業をしている女性からは 「収穫前の作物をサルやイノシシに食べられる。 遊休農地が増え動物のすみかになっている」 などと鳥獣被害を訴える声があり、 下副知事は県の取り組みなどを説明し 「被害を受けにくい環境づくりに地域全体で取り組むことが必要」 などと話した。 このほか森岡産廃や企業誘致、 商店の活性化について、ざっくばらんに意見を交換。 時折笑いが起こるなど和やかな雰囲気となった。また懇談会に先立ちイサキや豆など印南の産物を使った昼食会を楽しんだ。