みなべ町埴田の国民宿舎紀州路みなべとサンマリン・スキューバ・ダイビングサービスは、7月からサーフボードのような板に乗りパドルを漕いで海上散歩を楽しむマリンレジャー「パドルボード」の用具を有料で貸し出し中。利用者からは「簡単で楽しい」と好評だ。期間は9月30日まで、「パドルボードでみなべの夏の海を満喫しませんか」と呼びかけている。
 パドルボードは、空気で膨らませた丈夫な板に乗って海上散策を楽しむマリンレジャー。ボードに安定感があるため、立ってパドルを漕ぐこともできる。初心者でも簡単に乗りこなせるので、子どもから大人まで幅広く楽しめる。
 国民宿舎とサンマリンは、海の観光資源の活用に着目。ことし7月から近くの二子の浜でボードの貸し出しを行っている。夏休みを利用して観光に来ている宿舎利用者らに好評。当初、貸し出し期間を7月2日から8月31日までとしていたが、9月30日まで1カ月延長することに決めた。初めて体験したという白浜町の会社員松木大輔さん(32)は「いままでジェットスキーなどのマリンスポーツはやったことあるけど、パドルボードは誰でもできそうで楽しい」と話していた。
 貸し出し料金(ボード、パドル、ライフジャケット、マリンブーツ)は1時間半から2時間程度で4800円。詳しい問い合わせは国民宿舎紀州路みなべ℡073972―3939まで。県内では、海でパドルボードを貸し出している施設は他にないという。