市体育協会 (山﨑武男会長) は、 平成24年度スポーツ賞受賞者を発表した。 スポーツ振興に貢献した人に贈られる功労賞には、 県弓道連盟会長の佐竹万里子さん (64) =御坊=、 市ソフトボール協会理事長の小泉嘉男さん (77) =北塩屋=の2人が選ばれた。 9月9日午前8時から御坊小学校グラウンドで開かれる第39回市民総合体育大会の開会式で表彰される。
 佐竹さんは日高高校に入学した昭和38年から弓道を始め、全日本女子弓道選手権大会に30回出場し3回優勝、全日本遠的選手権でも2回優勝、埼玉国体一般女子近的で優勝するなど多くの実績を残し、弓道界の最高位の範士を授与され、段位は八段。また指導者としても優れ、技術だけでなく競技者の人間性の向上、人づくりに力を入れ、国内だけでなくアメリカやドイツ、オランダなどでも活躍。公益財団法人全日本弓道連盟監事、同連盟中央講師・審査員、県弓道連盟会長、市体育協会副会長を務めている。佐竹さんの師匠で夫でもある佐竹節夫さん(71)も2年前の平成22年度に功労賞を受賞している。佐竹さんは「非常に光栄に思います。『人に教える前にまず自分』を心がけておりますので、今後も自分自身の修行を積んでいきたい」と意欲をみせている。
 小泉さんは昭和52年に第3種公認審判員の資格を取得して以降、35年以上も審判員として活躍。58年に第2種公認審判員、平成2年に全国大会レベルも対象になる第1種公認審判員を取得。平成15年に上富田で開かれた日本スポーツマスターズで塁審を経験したほか、日高新報社主催の日高地方女子ソフトボール大会では第1回から平成18年の30回まで公正な判定で熱戦をバックアップしてきた。審判員としてだけでなく、日高地方ソフトボール協会理事長や県ソフトボール協会常務理事なども歴任。現在は市ソフトボール協会理事長として市内各大会の開催に携わっている。小泉さんは「一生懸命ソフトボールを応援してきただけですが、大変うれしく思います。これからもできる限り続けたい」と話している。
 功労賞のほか顕彰に1人、奨励賞10人、ジュニアスポーツ賞21人に次の皆さんが選ばれた。
 【顕彰】西川真帆(龍谷大2年)=第27回全日本学生柔道体重別選手権大会女子63㌔以下級3位
 【奨励賞】西川友希(京都教育大学科目履修生)=第27回全日本学生柔道体重別選手権大会女子57㌔以下級で3位▽田中康雄(日高弓友会)=全日本弓道遠的選手権大会男子の部4位▽小山竜矢(明治大学1年)=第64回近畿高等学校弓道大会男子個人の部優勝▽阪本久美子(日高高2年)=第64回近畿高等学校弓道大会女子団体の部優勝▽柚瀬紋子(日高高1年)=第20回近畿高等学校弓道選抜大会女子団体の部3位▽西川ちひろ(和高専3年)=第49回近畿地区高等専門学校体育大会テニスの部女子個人2位▽芝玲奈(和高専1年)=同バレーボールの部女子の部優勝▽浜中椋平(和高専5年)、上西佑治(同3年)=同卓球の部団体の部優勝▽古田晴香(当時東海学院大4年)=第33回女子全日本学生ホッケー選手権大会で1位
 【ジュニアスポーツ賞】北亦雄成(紀央館高1年)、塩路千裕(野口小6年)、岡はるか(御坊小6年)、柳瀬稜人(ボーイズ御坊ジュニアタイガース・御坊中1年)、 中野聖那 (同・名田中1年)、湯川晃生(同・同)、井元勘太 (同・湯川中1年)、垣内翔(同・同)、長井良樹(同・同)、垣内直 (同・湯川小6年)、白綛葵(同・湯川小5年)、 白綛美桜 (同・湯川小3年)、木村麗子(湯川中2年)、阪本亜弥(南部道院・当時名田中3年)、 宮本大暉 (同・当時名田中1年)、花岡希(東中3年)、増田雄亮(日高オールスターズ・御坊中3年)、 西崎真聖 (同・同)、芝章吾(同・大成中3年)、関本英実(同・名田中3年)、山﨑淳貴(同・同)