御坊商工会議所初の飲み・食べ歩きイベント「ごぼうはなバル」は、9月22日に市内飲食店で行われる。どういう仕組みかというと、4枚つづりのチケット(前売り3000円、当日3500円)を販売。チケットは1枚で1店舗だけ使用でき、購入者は1日で4店を回ってもらう。各店ではそれぞドリンク1杯と料理1品を提供する。
 もともとバルはスペイン語の「Bar」のことで、居酒屋のような店を指す。全国的にバルの名称を使って居酒屋をはしごするイベントがブーム。県内では田辺市の「梅ぇーバル」が有名で、今月4日に和歌山市内で行われた「夏はぶんバル」も大好評となった。参加する店側にとっては新しい顧客をつかまえるチャンスで、それぞれ料理や接客サービスなど腕の見せ所ともなる。今回参加費として2000円必要だが、参加店を紹介するチラシなども作製する予定で、広告費だと思えばそれほどの出費でもないと思える。参加店の募集状況も実行委員らの熱心な勧誘活動でまずまず順調となっている。
 一方、チケットは来月上旬から販売予定で、販売目標は500セット。これがどこまで売り出せるかでバルの盛り上がりも大きく違ってくる。チケット購入者にとっては1枚750円分という固定した値段でいけるため、例えば初めてで価格の分からない店でも安心して入れる。この機会に敷居が少し高かった店の雰囲気を知るもよし、また新たに馴染みとなる店を発掘するもよし、仲のよいグループではしごするもよし。何かこの日は地域全体がお祭りムードとなるようなにぎわいを期待。将来的に田辺市や和歌山市のように口コミで広がり、他地域からも人が来るようになるには、まず自分たちが楽しむことが大切だ。   (吉)