印南町は、 保険給付費の増加に伴い、 国民健康保険税の値上げを検討している。 30日に開いた第1回運営協議会で説明。 協議会では来年4月からの適用に向けて、 具体的な値上げ幅について協議していく。
 国保特別会計の保険給付費は、 20年度7億6867万2838円、 21、 22年度も7億5000万円前後で推移したが、 23年度は8億8528万6437円と大幅に増加。一方、 歳入となる国民健康保険税は年々減少傾向にあり、 毎年前年度の繰り越し金などで対応してきたが、 22年度に1500万円、 23年度には5300万円の基金を切り崩しており、 残る基金は約6000万円となっている。
 町では安定した財政運営に向け、 値上げを決め、 区長や医師、 学識経験者でつくる運営協議会で説明。 年度中に適正な上げ幅を検討していく。