みなべ町教育委員会の定例会が26日に開かれ、生徒数が減少している清川中と高城中を統合する方針を固めた。26年4月からの新しい統合校開校を目指して取り組んでいく。
 教育委員会では、清川中の保護者らから「高城中との統合を進めたい」との声を受け、今月22日には高城地区住民を対象に統合を考える会合を開催。ここでも「清川中との統合に取り組んでいくべき」との意見が大半を占めていた。これらを踏まえて定例会では委員5人が1人ずつ考えを述べたが、「地域の意見に沿う方向で進めていくのがわれわれの務め」と全員が同じ意見。統合へ向けて進めていくことを確認した。
 秋ごろには保護者や地域住民で検討委員会を立ち上げ、新中学校の場所や校名、校歌、制服などについて話し合っていく。石橋勝教育長は「現在の生徒数は清川24人、高城47人で、今後はさらに減少していくことが予想され、地域の要望に応えていくためにも統合という方向性を出した。地域の声を聞きながら、よりよい学校づくりに努めていきたい」と話している。