梅雨が明けた今月中旬以降、日高地方で熱中症(疑い含む)患者が増えてきており市、日高広域両消防が注意を呼びかけている。
 市消防管内は7月4日以降、23日までに4件発生。うち3件が80歳以上の高齢者で、自宅で脱水症状になるケースが目立っているが、いずれも軽症だった。広域消防管内は9件あり、うち8件が今月15日以降に発生。10代から80代と年齢層は幅広く、運動中や屋外での仕事中のほか、屋内で気分が悪くなる場合も4件あった。9件のうち5件が軽症で4件が1日以上の入院が必要な中等症となっている。
 今後も暑い日が続きそうなことから、両消防では「のどが渇いていなくても、こまめな水分補給を心がけてほしい。節電がいわれていますが、無理はせず、気分が悪くなったらすぐに受診しましょう」と訴えている。