大阪府内にある中学生軟式野球のクラブチームを中心に組織されている「リーグ大阪」の第17回沖縄遠征に、地元の和歌山Ⅲ(スリー)アローズから4選手が参加する。23日に出発、27日までの5日間、現地で強豪チームと20試合程度、軟式から硬式にボールを持ち替えて実戦に挑む。地元の4選手は自慢の打撃や守備での活躍を力強く誓っている。
 沖縄遠征のメンバーは、昨年暮れから今春にかけて開かれたリーグ大阪主催大会の成績を参考資料に選出。参加45チームの中から約40人に白羽の矢が立った。和歌山Ⅲアローズからの選出は創部以来8年連続。
 沖縄遠征メンバーに選抜されたのは、坂本龍一(由良中3年、中堅、左投左打、160㌢・52㌔)▽楠岡利之(日高中3年、投手兼遊撃、右投右打、168㌢・54㌔)▽嶋西純志(切目中3年、投手兼一塁、左投左打、184㌢・70㌔)▽湯川颯人(切目中3年、二塁兼遊撃、右投左打、165㌢・47㌢)の4選手。坂本選手はシュアな打撃と俊足、楠岡選手は力のある速球と守備力に定評があり、嶋西選手は将来性豊かな長身左腕として期待を集め、長打力も光る。湯川選手は堅実な守備と俊足が高い評価を受けている。
 現地では浦添市民球場をメーン会場に沖縄県内の軟式選抜、ボーイズリーグのチームなどと熱戦を展開する。濵﨑正人監督は「高校でも野球を続けていこうという選手たちなので、硬式野球の楽しさを経験してきてほしい」とエール。坂本選手は「ヒットを打ち、足の速さをアピールしたい」、楠岡選手は「0点に抑えることが目標。まっすぐで勝負したい」、嶋西選手は「ヒットを打ちたい。投手では速球が通用するか試したい」、湯川選手は「守備で活躍したい。どんな球でもアウトにしたい」と意気込み、目を輝かせている。