みなべ町青少年育成町民会議 (天野仁会長) は17日、 町社会福祉協議会 「はあと館」 前で夏の子どもを守る運動オープニングセレモニーを行い、地域ぐるみの見守りを呼びかけた。 天野会長はあいさつで、 「子どもたちの実態を正しく把握して見つめ、 健全育成に取り組んでいくことが大事」 と訴えた。 このあとプラカードなどを手にパレードし、 盛り上げた。
 セレモニーには会員ら約30人が出席。 天野会長は 「大津市では中学2年生が自殺するといういたたまれない事件が起きた。 これから始まる夏休みは開放的な気分になりがちで、 トラブルにも巻き込まれやすい。 子どもたちが楽しい夏休みを送れるようにするためにも各種団体、 町民の協力が必要」 とあいさつした。 来賓の田辺署みなべ幹部交番の中田実巡査部長も 「この時期は全国的に水難事故や、 子どもが犯罪被害者となる事案が多くなっている。 みなべ町でもいつ事件や事故が発生してもおかしくない。 町民1人1人が子どもを見守ることが重要」 と述べた。 続いて南部高校吹奏楽部が 「コヴィントン広場」 「珍獣ハンター イモトのテーマ」 「オルフェの竪琴」 の3曲を演奏してセレモニーに花を添えた。 このあとプラカードやのぼりを手に駅前周辺を行進。 広報車から 「子どもを守る運動が始まりました。 夏休みの事件事故抑止に協力お願いします」 と呼びかけた。 小学生と中学生の子どもを持つ父親 (45) は 「大津市で中学2年生が自殺したという事件が連日報道されているが、 他人事のようには思えない。 2度と悲しい事件が起きないようにするには、 大人の力が必要になると思う」 と話していた。 同運動は8月31日まで展開する。