民間災害ボランティア団体、紀州梅の郷救助隊(尾崎剛通隊長)は15・16日の2日間、九州北部豪雨のため水害が発生した大分県日田市で復旧作業を実施。隊員ら5人が出動し、民家の泥出しなどの作業に当たった。尾崎隊長は「昨年も県内で台風12号に伴う水害が発生したばかり。大雨の時はまず避難することが先決」と話していた。
同隊は、九州で大雨による被害が発生し始めていた時から出動を検討。日田市出身で現在みなべ町芝に在住している渡辺昨男さん(61) からの 「兄が日田市に住んでいる。 電話でやり取りはしているが、 気になる。 もし出動する機会があれば一緒に連れていってほしい」 という要望にも応え、 出動することを決定した。
一行は13日午後9時ごろにみなべ町をレンタカーで出発。 翌日14日昼前に現地に到着したが、 この日は豪雨のためボランティアセンターの活動は中止。 渡辺さんの兄の実家に宿泊し、 15日から本格的な作業を開始した。 ボランティアで作業に入ったのは、 付近を流れる花月川流域で水害被害に遭った場所。 今月3日に床上浸水、 13日から14日の豪雨で再び床上浸水した民家で作業に当たった。 1度目の浸水で家財などはすでに運び出されており、 今回は民家の泥出し、 床下の洗浄、 濡れた断熱材の撤去などが中心となった。 16日までに2件の民家で作業した。 17日朝に帰町した尾崎隊長は 「現地は盆地で水害に遭いやすい地形だが、 昭和28年以来60年ぶりの大水害だったそうだ。 帰りの車の中でも、 前が見えないぐらいの雨が降った。 水害の対策は難しいが、 いち早く避難することが重要になるのではないか」と話し、渡辺さんは 「今回初めてボランティアに参加した。 故郷の日田市を少しでも助けられたかと思うとうれしい。いい勉強にもなった。 今後もボランティア活動に参加していきたい」と話していた。紀州みなべ梅干生産者協議会と紀州みなべ梅干協同組合から提供を受けたPR用の梅干し600個もボランティアセンターなどに届けた。

