日高川町小熊、日本民謡梅若流朝秋会(梅若朝秋大師範)の日高きよひめ支部(梅若朝秋世師範=本名・林昭世)の門下生2人が、名取を取得した。
 名取となったのは印南町印南の今井律子さんと美浜町吉原の藤原しのぶさん。今井さんは梅若秋世律(あきせいりつ)、藤原さんは梅若秋世祇乃(あきせいしの)の名を授かった。2人は平成20年に入会。毎月3回、朝秋世師範の指導のもと、熱心に稽古に励んでおり、成果が認められた。2人は名取取得に笑顔いっぱいで「皆さんに日本民謡に興味を持っていただくようにして、日本の伝統文化を受け継いでいきたい。これからも師範を目指して頑張ります」と話している。
 朝秋世師範は「紀中、紀南の方にも広めていってほしい」と、2人の弟子のさらなる飛躍に期待を寄せている。