財団法人全日本リトル野球協会リトルシニア関西連盟和歌山ブロックの第2回東アジアリトルシニア野球宮崎大会予選は24日、有田吉見グラウンドで決勝が行われ、由良シニアが橋本を2―1で破って初優勝を飾った。由良シニアは1点を追う7回、2死走者なしから怒とうの3連打で劇的な逆転サヨナラ勝ち。8月18日から22日まで宮崎県で開かれる本大会の出場を決めた。
 由良シニアは初回に1点先制される苦しい展開。最終7回も2死走者なしまで追い詰められたが、久堀の二塁打で打線に火がつき、下村の同点二塁打、浜野の左前サヨナラ適時打とあっという間の3連打で試合をひっくり返した。3回から登板のエース・岡崎が5イニングを無失点と好投。打線の奮起を呼び込んだ。
 大会には5チームが参加し、トーナメントで熱戦を展開。由良シニアは1回戦から登場し、17日の初戦は岡崎の適時三塁打、三橋、濱、計の適時打、山田の2点三塁打、久堀の2点二塁打などで大量得点を奪い、6回コールド、10―2で有田に大勝した。23日の準決勝は海南と対戦し、10―0の快勝。浜野の2点二塁打や下村の3点本塁打に加え、岡崎が3打点、久堀が2打点と大活躍し、岡崎は投げても7回無失点の快投を見せた。
 原政治監督は「去年の秋は公式戦で1勝もできないチームだったが、一冬越えてものすごい成長を見せてくれた。冬場からの打ち込みの成果で打線が素晴らしかった」とたたえた。これで通算8回目の全国切符獲得となり、「この大会には国外のチームも参加してくる。選手たちは国際試合を経験できるいい機会にもなるし、ぜひ勝ってきたい」と活躍を誓っていた。
 東アジア宮崎大会には全国各ブロックを勝ち抜いたチームと、台湾、韓国の強豪ら合わせて32チームが出場。優勝を争う。由良シニアのメンバーは次の皆さん。
 山田泰久(監督)、川口隆司(事務局)、原政治(監督)、泰地成治、宮城憲、原政隆、川口勝正(以上コーチ)、米田悠大、計隼弥、杉元祥希、福井智也、下村太輝、岡崎元希、稲垣海人、中本雄太、小竹雄大、山田陽誠、徳永大紀、新垣蓮、中本雄基、池田竜旺、久堀一、山村亮、南湧真、浜野拓郎、濱玲史、三橋勇太