みなべいなみ農協管内では、 梅の収穫がピークを迎えた。 主力商品、 南高梅の出荷量はこれまでの累計で約1670㌧。 目標の2500㌧に対して67%となった。 心配された台風4号の目立った被害もなく、 同農協では 「強風で果実の落下被害があると今後の出荷量が低調になっていたが、 今回は大きな影響はなかったようだ」 と胸をなで下ろし、 「後半に期待したい」 と話している。
 南高梅の出荷は今月初めから始まり、 最盛期の今はみなべ町気佐藤の統合選果場にも箱詰めされた梅が連日運び込まれている。 多い日では一日170㌧の出荷になるという。 ことしは生産量自体が少ないため昨年比6割程度だが、 価格については前年同期と比べると3L秀で6000円台前半となっており、 昨年より1箱 (10㌔入り) につき1500円程度高いという。
 心配されていた台風4号については山内地内海岸部の千里で午前11時27分に瞬間風速で毎秒20・3㍍を記録したが、 それ以外は20㍍を超えることはなく、 農家らも 「木が揺すられて果実を傷つけたり落下させたりする被害は軽微だったようだ」 と話している。