全国高校総合体育大会、秩父宮賜杯第65回全国高校陸上競技対校選手権大会近畿地区予選会が14日から17日までの4日間、滋賀県の皇子山運動公園陸上競技場で開かれた。地元勢では、男子3000㍍SC(障害)で小山祐平君(日高3年)が6位、同ハンマー投げで土井潔君(中津中出身、和歌山工3年)が5位と大活躍を見せ、そろって夏のインターハイ(7月29日~、新潟県)出場を決めた。
 小山君は9分20秒で予選を4位通過。15人で争われた決勝はスタートから互いにけん制し合うなか、5周目の2000㍍までは10人の集団に入り、徐々にペースが上がってきた後半も脱落することなくインターハイ切符獲得となる上位6人の集団へ残ってゴールした。7位との差は2秒で、9分7秒62のタイムは自己ベスト。「入賞できてめっちゃうれしい。泣きそうになりました。レースは入りが遅かったので後半が勝負だと思っていた。ラスト2周は絶対にインターハイに行くという思いで走りました」と会心の笑顔を見せ、インターハイへは「いま調子がいいので、予選を通過して8位入賞を目指したい」と力強く抱負を語った。
 土井君は2投目に57㍍82をマークし、5位入賞を決めた。近畿大会では60㍍以上、3位以内を目標にしていただけに、「緊張して自分の投げができなかった」と結果にはまだまだ満足していない様子。自己ベスト59㍍08、県高校記録の保持者でもあり、「インターハイでは今度こそ(全国入賞圏内の)60㍍以上を投げたい。一投目から集中して、力まず投げられるように練習を重ね、近畿の悔しさを晴らしたい」と巻き返しを誓った。
 男子8種、女子7種競技と男女競歩は4位以上、その他の各種目は6位以上がインターハイに出場できる。地元勢ではインターハイ出場はならなかったが、男子5000㍍で畑中大輝君(日高3年)が8位入賞と健闘した。
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