蒸し暑くうっとうしい梅雨空が続くなか、 美浜町三尾の大賀池で大賀蓮が開花した。
 和歌山大賀ハス保存会会長の阪本尚生さんによると、 ことし最初の開花は大賀蓮を発見した故大賀一郎博士の命日の15日に咲いたとみられるが、開花後に倒れてしまった。 二番花は16日に開花、直径は20㌢を超え、 高さも1㍍ほどある。 つぼみは40本以上確認されており、 今後、 次々と咲きながら、 開花数のピークは今月末ごろになりそうだという。
 保存会は7月7日午前8時から観蓮会を開き、 大正琴、 太極拳、 日本舞踊などのアトラクション、 蓮の茎を通して酒を飲む名物 「象鼻杯(ぞうびはい)」もあり、 多くの来場を呼びかけている。