公正取引委員会は14日、 農家から買い取る一次加工品の白干し梅で実質的に競争を制限していた疑いがあるとして、 紀州みなべ梅干協同組合と紀州田辺梅干協同組合に警告した。 購入価格について遅くとも平成20年以降、 毎年7月ごろに両組合の組合員が生産される白干し梅の購入価格を決定していたことに対し、 「今後、 このような行為は行わないように」 としている。
 紀州みなべ梅干協同組合の小山豊宏代表理事は 「真摯に受け止め、 組合員と相談しながら運営を進めていきたい」 と述べた。 小谷芳正町長も 「今回のことはいろんな方面に影響があった。 今後は法令を遵守して発展に努めてもらいたい」、 仁坂吉伸知事は 「梅産業は地域の重要な産業。 関係者は今回の警告を重く受け止め、 今後は消費者や流通業界に不信感を与えることのないよう自戒し、 梅産業の発展に頑張ってもらいたい」 とそれぞれコメントした。