印南町は節電意識の向上に向け、 印南小学校に電気の使用量を表示する機器 「デマンド監視システム」 を設置した。 本年度は試験的な実施で、 効果があれば他校への設置も進めていく。
 電気の使用量が液晶画面にリアルタイムで表示される機器。 あらかじめ設定した電気使用量に近づいてくると、 アラームを鳴らして節電を呼びかける。 使用量は30分おきにリセットされ、 同校では30分間の使用量を昨年度を参考に40㌔㍗に設定している。
 機器は職員室付近の壁に設置しており、 見やすい画面で子どもたちにも人気。 6年生の川上果々莉さんと大橋望々さんは 「見えなかった電力の使用量が分かるようになりました。 使っていない教室の電気やトイレの電気を小まめに消したいです」 と笑顔。 平尾潔司校長は 「わかりやすいため子どもたちが興味をもってよく見にきています。 節電意識の向上につながれば」 と話している。
 機器は役場と町公民館にも設置。 設置費は1台につき年間約5万円となっている。