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 県軟式野球連盟日高支部学童部の第35回夏季大会は2日に美浜町第1若者広場で準決勝、3位決定戦、決勝がそれぞれ行われ、湯川が13年ぶり2回目の優勝を飾った。準優勝は名田黒潮、3位は由良スポーツ。上位2チームは第42回県学童選手権大会兼第6回ダイワマルエス杯兼BBM社第36回近畿大会県大会(7月7・8日、那賀支部)と、第6回ナガセケンコー旗大会兼第6回佐川急便旗近畿大会県予選大会(8月4・5日、海草支部)に出場する。
 湯川は2回、中村の左中間ランニングホームランで1点を先制。3回は2四球と犠打、山田直の投ゴロの間に1点を入れ、一塁への送球の隙をついて二走・小池将も一気に生還を果たした。最終回には1死三塁からのスクイズが空振りも、三走・中村が挟殺プレーをかいくぐって得点を追加した。守っては先発・東が4回3安打1失点。2番手・井元は2回3分の1を投げて降板。7回1死二、三塁からマウンドへ上がった古田は登板直後に適時打を浴びたが後続を左直併殺に打ち取り、3投手の継投でリードを守りきった。バックも中村が7回のピンチで三遊間の当たりを好捕するなど堅実な守備が光った。
 名田黒潮は2回に谷村のスクイズで1点。7回は矢野の適時二塁打、磯本夢の遊撃後方へポトリと落ちる適時打で1点差まで詰め寄ったが、なおも1死一、二塁の好機にあと一本が出なかった。先発・湯川は粘投も、打線が中盤の得点機を生かしきれなかった。
 湯川の井元晴彦監督は「ベンチもよく声を出し、最後までみんなで頑張れたのが勝因」と振り返り、準々決勝で県大会覇者の上南部を下しての優勝にも「次の県大会も目の前の相手を倒すことだけを考え、うちの野球をやるだけ」と気持ちを引き締め直していた。
 名田黒潮の山﨑彰久監督は「きょうは守備にミスが出たのが痛かった。県大会では一戦必勝で上位を目指したい」と話した。
 準決勝の結果は、湯川4―1印南黒潮、名田黒潮3―2由良スポーツ。3位決定戦は由良スポーツ2―0印南黒潮。3位の由良スポーツは第6回本州最南端串本黒潮学童軟式野球大会(8月18・19日、串本町)に日高支部代表として出場する。