ツイッターやフェイスブックなどのSNS (ソーシャル・ネットワーキング・サービス) がはやっているが、 自治体でも災害時の情報伝達手段としたり、 平常時はイベントなどの告知に活用しているところがある。 先日ある自治体のツイッターを見ていると、 なぜかメジャーリーグの結果が掲載されていた。 もちろん普段は投稿されない内容。 しばらくすると削除されたが、 原因は職員がメジャーリーグの記事を閲覧した際、 誤って記事の周辺にある 「つぶやく」 などのボタンを押してしまったからだという。
 誤ってニュース記事を投稿してしまうなら大きな問題でないが、 最近あるサッカー選手がフェイスブックでこのような被害に遭ったことが報じられていた。 しかも投稿してしまったのがアダルト動画。 動画を再生するだけで投稿される仕組みだったようで、 フェイスブックに 「○○さんが 『いいね!』 と言っています」 というコメントとともに動画が張り付けられた。 さらにその動画の内容が一般的でなかったため、 ネットなどで話題を呼んだ。 このような自分の意図しないところで投稿してしまい、 登録している同僚や友人に知られたくない趣味などを公開してしまうケースは最近よくあるという。
 原因として、 ログイン状態を維持してIDとパスワードの入力を省いていることが上げられる。 ログアウトしていれば投稿される際に、 IDなどを尋ねられるので気付くことができる。 日高地方でもフェイスブック等を活用している人は多いと思うが、 こういった思わぬ災難に遭わないよう、 対策を心がけよう。 (城)