レギュラーの部には関西や中国地方の強豪19チームが参加し、トーナメントで争った。2回戦から登場の御坊タイガースは神戸北神ボーイズと対戦。12安打8得点、投げてはエース富山ら3人の継投で無失点に抑え、8―0で5回コールド勝ち。勢いに乗ると、3回戦は広島安芸ボーイズを17―7の4回コールドで圧倒。準決勝の呉クラブ戦も12安打を集めて11―0の4回コールドで決勝へ駒を進めた。優勝をかけた一戦は、春の全国予選で敗れた和歌山北ボーイズと激突。タイガースは2回、6番小川の2塁打などで1死3塁と攻め立てると、8番相台のスクイズで先制。3回には敵失と暴投で2点を追加。1点差に迫られた5回も押し出しで加点し、エース富山が緩急つけた投球で2失点に抑えて完投し、4―2で撃破。春のリベンジを果たした。
 西畑監督は「これまでは堅い守備でリズムを作って僅差で勝つ試合が多かった。春の全国予選以降は打撃力アップに取り組んできた成果が出せ、全試合打ち勝つことができた。春に敗退した悔しさをバネに選手一人一人が精神的にも成長できたことが結果につながった」と選手をたたえ、「6月の県予選を勝ち抜いて全国大会へ出場できるようもっとレベルアップしていきたい」とやる気満々。山﨑幸二代表も「今回の優勝はあくまで通過点。全国出場を目指したい」と意気込んでいる。
 今大会では2年生以下のジュニアの部にも出場し、8チームがトーナメントで争った。初戦は須磨ボーイズを4―0で下し、準決勝で東岡山に3―6で敗れたが、3位決定戦で岩国ボーイズを5―2で破って入賞した。