日高町阿尾、 特別養護老人ホーム 「ひだか博愛園みちしお」 (小林弘典施設長) に25日、 韓国光州広域市の老人福祉施設などで働く人たちが視察に訪れた。
 同市の東区老人総合福祉館などの職員ら約40人で、 一行は串本町や白浜町の観光も兼ねて24日に来日。 27日までの4日間滞在する。 26日には紀美野町の県介護老人福祉施設やすらぎ園も巡り、 日本の介護サービスを学ぶ。
 博愛園みちしおでは、 施設を運営する社会福祉法人博愛会の小林隆弘理事長から 「10人1組のユニットケアでお世話している」 「海に面した施設で非常に好評」 などと説明を受け、 デイサービスの様子や施設内を見学。 特に寝たきりの人でも安全に労力をかけずサービス提供できる最新式の入浴設備などに興味津々だった。
 博愛園みちしおに外国から視察に来るのは初めて。 今回は県庁長寿社会推進課などの仲介で実現した。 同課によると、 韓国も日本と同じように介護保険制度があり、 老人福祉が充実してきているという。