5月20日告示、27日投開票の市長選で新人山本勝也氏 (51) =島・飲食店経営=の後援会事務所開きが23日に湯川町財部の元スナック「オーブ」で行われ、支持者ら約80人(主催者発表)が集まった。山本氏は自身が掲げる7つの公約を説明し、「独裁政治を変えるため、悪の枢軸の市長派に立ち向かおう」などと、痛烈に現職批判を展開した。
 山本氏は「自分が立候補することになるとは思わなかったが、だれかが声を上げないと変わらない、変えれない。市民はいまの御坊に本当に満足しているのか、不満はないのかをこの選挙で問いたい」とし、「市民は柏木市長にだまされるな。防災対策に重点といっているが、市全体の防災訓練すらしていない。産廃問題でも周辺地域への説明や独自の環境アセス、業者との賠償・補償交渉をしていない。業者寄りになり過ぎで、業者と何らかの取引があったと疑われても仕方ない」などと、批判。さらに「市長を中心に幹部職員と取り巻きが独裁政治を行い、まるで北朝鮮の政治と同じ。選挙を取り仕切っているのが幹部職員と議員さんたち。こんなことがあってよいのか。だれも意見や文句を言えない状況になっている。悪の枢軸といっても過言ではない市長派がそんなに怖いのか。いまこそ御坊市民が立ち上がるとき。『夢のある御坊』『夢のかなえられる御坊』を目指して一緒に変えようじゃないですか」と呼びかけた。自身のキーワードとして「発信は御坊から、チェンジ、決断、行動、スピード」 も紹介した。公約は既報の通りで、「御坊布武」を旗印に市長報酬3割カット、多選防止の条例化など7本柱を掲げている。
 友人代表で橋本剛さん(36)もマイクを手にして、 「現職陣営は中央とのパイプを強調しているが、まず大切なのは市民とのパイプ。山本氏は市民との対話を掲げている。後援会の会長は置かないが、支持者1人1人が会長だと思って応援していこう」とゲキを飛ばした。