県軟式野球連盟学童部日高支部の第35回春季大会兼高円宮賜杯第32回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント日高支部予選は15日、御坊小学校グラウンドで準決勝、決勝が行われ、上南部が逆転で初優勝を飾った。準優勝は川辺西ビクトリーズ。両チームは5月19・20の2日間、新宮市で開かれる県大会に日高支部代表として出場する。
 ▽決勝
 上南部
  0000302―5
  4000000―4
 川辺西 

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優勝の上南部のメンバー
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準優勝の川辺西ビクトリーズのメンバー
 上南部は4点を追う5回、四球と2つの敵失で労せず2点を返すと、なおも2死三塁の好機に主砲の西山佳が中前へ弾き返し、この回3得点。1点差に詰め寄り流れを呼び込むと、最終7回、先頭打者の1番谷口が内野安打で出塁。2番栗原の三塁ゴロが、二塁への悪送球となり、谷口、栗原が一気に生還して逆転に成功した。先発松下は初回に失策もあって4点献上したが、2回から4回まで三者凡退。5回には満塁のピンチも二飛に打ち取り、最終回も3人で締めた。川辺西は初回、四球と敵失、スクイズをからめ、1安打で4得点し試合を優位に進めたが、追加点が奪えず、一歩届かなかった。
 上南部の宮本篤磨監督は「初回に4失点したが、選手が気持ちを切り替え、しっかり守ってリズムをつくれた。まさにチーム一丸の勝利」と満面の笑みで「県大会ではまずは1回戦突破を目標に頑張りたい」と闘志。川辺西の芝章監督は「4年生もメンバー入りしている中で、よくここまで頑張ってくれた。日高代表として県大会では粘りのある試合をしたい」と張り切っていた。
 準決勝の結果は上南部4―1湯川、川辺西8―2御坊(特別延長)。