5月8日告示、13日投開票の由良町長選で2選を目指す現職畑中雅央氏(67)=衣奈=の後援会(川口洋治会長)は8日、網代地内、商工会館西の現地で事務所開きを行った。この日までに対抗馬の声はなく無投票当選が確実視されるなか、支持者ら約400人が集結。畑中氏は「防災対策や道路整備など課題の解決に力の限り挑戦したい」と決意を表明した。
 畑中氏は 「町政を担当させていただき、 公約に掲げた事項については皆さんの理解と協力を得たなかで課題の解決に向かっております」 と4年間を振り返り、 2期目へ向けて 「いまだ解決に至っていない課題に取り組み、 住民福祉の向上、 安全・安心なまちづくりへ挑戦したい」と抱負。次期町政への公約には「子どもの育成支援」「高齢者の生きがい対策及び健康増進対策の推進」「東南海・南海地震対策の強化・充実」「高潮・洪水対策の推進」「下水道事業の推進」「心身健全で心豊かな人材の育成」「県道・町道の幹線道路の整備促進」「農業、漁業、商工業の育成・強化」の8項目を挙げており、「安全なまちとセーフティネットを築けるよう事業を継続、拡大し、防災、道路整備には私だけでなく議会、町民との一体感をもって県、国を動かし進めていきたい。『いつまでも住み続けたい』 と言っていただけるようなまちづくりへ全力で取り組んでいく」 と力強く語った。
 事務所開き冒頭で川口会長は 「2期目も持ち前の誠実さ、 公正さでまちの発展へ頑張ってくれる。 万全の態勢を期すべく、 さらなるご支援をお願いしたい」 とあいさつ。 来賓の冨安民浩、 坂本登、 花田健吉の地元3県議は畑中氏と県の良好な関係をアピールし、 郡町村会副会長の小谷芳正みなべ町長も支持拡大を訴えた。 商工会青年部の石方京太郎部長の発声でガンバローコール。 会場には半数以上の町議も姿を見せ、 無投票ムードをうかがわせていた。