由良町で一部の住民が風力発電機の低周波による健康被害を訴えている問題で5日、日本弁護士連合会のプロジェクトチームが畑農業会館で聞き取り調査を行った。
議会で問題を取り上げ、発電機の停止を求めている門前の由良守生町議が依頼。幸田雅弘弁護士ら4人が訪れ、由良議員と発電機近くの畑地区住民2人から話を聴いた。由良議員は「風車の稼働後、昨年12月ごろから首が回らなくなったり、耳鳴りがして不眠になった。風が強い日は圧迫感を感じて息ができない」と説明。畑の農業女性(67)は「家の中にいると胃が重かったり、体がだるい。音がして耳が痛く、家を離れると楽になる」と訴えた。
この問題では、発電施設を運営する由良風力開発が昨年12月に日本気象協会に委託して騒音・低周波の測定を実施。「直接的に健康に影響を及ぼす可能性は極めて低い」という結果から、町も同社へ停止の申し入れをしないとしている。由良町議は「どうにか止めてもらえるよう訴え、弁護士に相談していきたい」と話していた。

