高速道路印南SA(サービスエリア)の観光物産センター内レストランを経営するかどや(印南町島田・湯川建一社長)が、印南の特産ミニトマト「優糖星」を使った限定メニュー「トマト味噌ラーメン」(630円)を開発。濃厚なみそにトマトのさっぱりとした後味が絶妙に合い、「チーズのトッピングも最高」などと、ラーメン好きの間で話題となっている。
 
 町の特産をPRしようと試行錯誤を重ねて作り出したラーメンで、年間数十万人が利用するSAの限定メニューとして販売。普通のミニトマト(糖度6・0程度)より高糖度の優糖星(同8・0)をじっくり煮込んで仕上げたトマトベースに、特製のみそをブレンド。湯通しした優糖星とてんぷらにした優糖星、チーズ、コーンなどをトッピング。同店では「はじめはみその濃い味がしますが、トマトの酸味があとから出てきて後味さっぱり。とろ~りとろけたチーズとの相性も抜群です」とPR。2月中旬から販売しており、多くの観光客らから人気を得ている。
 物珍しさから食べてみてすっかりリピーターという田辺市の男性は、「地元でとれた新鮮なトマトとの相性がよく、コクがありながらもさっぱりしていて、はしが進みます。トマトは苦手な方ですが、このラーメンは大好きです」と笑顔で話している。
 同社では印南の産物を使った商品開発に力を入れており、このトマト味噌ラーメンのほかにもウスイエンドウを使った蒸しパンなどを販売している。