日高川町和佐の南山工業団地に新工場を建設するチョコレート製造の㈱たにぐち=本社・大阪市、 谷口壽代表=と、 同社を誘致した県、 町の3者による進出協定調印式が30日、 同町役場で行われた。
 関係者ら9人が出席し、 谷口代表、 東岡誠吾日高振興局長、 玉置俊久町長が進出協定書に署名。 玉置町長は 「これからも町の発展のために素晴らしいチョコレートを作っていただき、 子どもたちに夢を与えてほしい」、 東岡局長は 「新工場で新商品を開発していただいて、 ますますの発展を祈念しています」 とあいさつ。 谷口代表は 「創業50周年の節目の年に新工場を建築できることをうれしく思います。 安心安全を一番に考えた工場とし、 工場からメードイン和歌山の革新的な商品を開発して全国に発信していきたい。 地域の皆さんとともに、 発展していきたいと思っています」 と決意を述べた。
 新工場名は和歌山第2工場。 南山スポーツ公園入口にある既存の和歌山工場の南東約200㍍の6082平方㍍の敷地に、 鉄骨2階建て、 延べ床面積2944平方㍍で建設する。 1階部分は製造工場、 2階は会議室など。 チョコレートオーナメントやチョコレート菓子など企画・製造。 工場見学やケーキ講習会などで地域の人が親しめる工場となる。
 操業は来年5月で、 新規地元雇用の正社員は6人を予定している。 業績の進展・拡大に伴い、 和歌山工場が手狭となり、 生産能力の向上、 独創性のある新商品開発に向けて建設することにした。