4年前の第14回大会を最後に休止となっている日高川町紀の国美山マラソンの復活を望む有志ランナー8人が25日、 マラソンコースなど走って再開への思いをアピールした。
 第1回から連続出場している地元の熱烈なファン、 井原和義さん=阿田木=が大会参加経験者らに呼びかけ、 毎年行っている。 ことしは、 丸山地区周辺コースでフルマラソンの42・195㌔を力走。 「紀の国美山マラソン」 と書かれたのぼり旗を背負ったり、 「紀の国美山マラソンリターン」 というゼッケンをつけたランナーらが、 昨年9月の台風の爪痕が残った美山路を力強く駆け抜け、 マラソン復活を望むとともに、 台風被害の復興へ住民らに活力を与えた。 井原さんは 「来年も走って、 大会復活へ思いをつなげたい」 と話している。
 大会は、 御坊広域行政事務組合 (日高川町ほか周辺5市町) など主催で、 コースの国道改修工事に伴い休止。 将来的な再開のめどは立っていない。