社団法人日本化学会近畿支部主催の第14回工業高等専門学校生・化学研究発表会が13日に大阪科学技術センターで開かれ、和高専物質工学科5年の塩﨑恵未さん(御坊市)と谷尾吉祥さん(みなべ町)が日本化学会近畿支部支部長賞を受賞した。
 優秀な卒業研究に対して与えられる賞で、近畿と北陸にある化学系学科をもつ6高専から選ばれた12人が参加。塩﨑さんは「ホルムアルデヒド分解菌のスクリーニング」、谷尾さんは「非天然型イミノ酸を含むコラーゲンモデルペプチドの合成」を発表。高い評価を受け、同会近畿支部長の中條善樹京都大学教授から表彰状が手渡された。2人は「1年間頑張ってきたかいがありました」と笑顔を見せている。