5月20日告示、 27日投開票の市長選に向け現職柏木征夫氏(71)=5期=は、 14日に再開した議会一般質問の中で正式に出馬を表明した。
 トップ登壇した西本和明議員の 「豊富な識見と決してぶれることのない政治姿勢、 何より高い政治的手腕に期待する市民の出馬要請に対して市長の考えはどうか」 との質問に対する答弁。 最初に 「ここまで来れたのは議員や市民の皆様のご支援、 ご協力のおかげ」 と感謝した上で、 「次期市長選への出馬については色々なご意見を聞きながら、 熟慮に熟慮を重ねた結果、 引き続き市政発展のために微力ながらも一生懸命尽くさせていただきたい」 と決意を示し、 「依然、 地方行政を取り巻く環境は厳しいが、 心機一転、 新たな気持ちでいまなすことは何かを一つ一つひも解き、 一層気を引き締めてまいりたい」 と述べた。 西本議員は再質問で 「大変なときだが、 我々も全身全霊で応援していきたい」 と支援を約束した。
 市長選に向けては柏木氏に30団体以上の出馬要請が出されるなど独走ムードが強まっているが、 一部には多選批判の声も根強くあり、 予断を許さない状況となっている。
 柏木氏は昭和39年3月に京都大学農学部卒業後、 同大学文部教官助手、 福岡県立園芸試験場技師、 本県農林部みかん園芸課主査、 農林水産部農業振興課副課長などを歴任し、 平成3年12月に県職を退職。 4年5月に市長選に出馬し初当選した。