みなべ町と県立医科大学は近く、梅を食べることが腸内細菌にどう影響するのかという研究をスタートする。
 昔から梅の効能の1つとして「整腸効果」が言われており、科学的な裏づけができないか研究する。これまでにも胃がんの原因とされているピロリ菌の抑制、慢性萎縮性胃炎の進展を抑える効果、逆流性食造炎の改善などが科学的に立証されており、研究に取り組む前北隆雄医師は「胃と大腸は密接な関係がある」と話している。今後は、ピロリ菌の有無と胃の状態を調べるため平成22年に行った血液検査への参加町民を対象として実施する。町は「健康増進につながるような新しい研究結果が出れば、梅の機能性への信頼性が一層高まる」と話している。